【必見】法政大学専門塾/予備校が解説する法政大学 法学部 政治経済の入試傾向と対策

菅澤孝平

法政大学専門塾/予備校HO-PASSの代表菅澤です。

このページでは、法政大学法学部の政治経済入試問題の傾向や特徴を解説しております。

法政大学に合格するには学部別の対策と同時に、科目別の対策も必要になってきます。

法政大学法学部に合格したい方は「政治経済」の特徴や傾向を理解したうえで勉強に励みましょう。

▼30秒で回答可能!▼
無料説明会・1ヶ月返金保証制度の

受講が可能です!
▼30秒で回答可能!▼
無料説明会・1ヶ月返金保証制度の参加が可能です!

法政大学法学部とは

菅澤孝平

法政大学法学部についての情報は別途コチラに記載しております。

法政大学法学部を知りたい方はコチラより閲覧してください。

法政大学法学部「政治経済」の前提情報

試験時間60分
大問数4題
解答形式マークシート型
頻出単元国際機関・経済分野
菅澤孝平

法政大学法学部の一般選抜において、政治経済で受験することができるのは「A方式I日程」「A方式II日程」の2つです。前者は国際政治学科、後者は法律学科・政治学科が該当し、出題される問題は異なりますがどちらも100点満点で評価されます。

それぞれ試験日が別ですので、併願することもできるのが特徴です。

※法律学科と政治学科は試験日が同じであるため、A方式での併願はできませんので注意しましょう。

法政大学法学部「政治経済」の傾向

菅澤孝平

それでは、法政大学法学部「政治経済」の特徴・傾向を見ておきましょう。

法政大学法学部の問題には、大きく分けて3つの問題が存在します。

①語句を問う問題
②正誤問題

③年号を問う問題

入試と同じ年の時事が出題された例は近年確認されていませんが、今後も出ないとは限りません。空き時間などを活用しつつ国内・国際情勢にもアンテナを張っておくと良いでしょう。

なお、記述・論述問題は出題されず、全てマークシート形式での解答となっています。

以下に過去の出題例を紹介します。

①語句を問う問題

例:

「語句を問う問題」では、いくつかの選択肢から正解を選んで解答します

菅澤孝平

単純に名称を聞いて答えさせる問題もありますが、上のように「BRICS」「上海協力機構」という名前だけ知っていても答えられないような、一歩踏み込んだ問題も多く出題されています。

また、「アジアインフラ投資銀行」など比較的新しい事柄についても出題されています。受験勉強において教科書・参考書の巻頭や巻末というのはどうしても勉強が疎かになりがちですが、問題作成者はそのことをちゃんとわかっていますので、例え2010年代の出来事であっても容赦無く出題してきます。

語句問題での誤答は惜しい失点となりますので、抜かりなく語句を暗記し、ここでつまずくことがないようにしましょう。

この他にも、WTOやFTAなど国際機関や協定の名称は毎年出題されていますが、紛らわしい略称が多いと思います。

ひとつ暗記法を挙げるとすれば、高校英語を勉強した皆さんであれば英語の正式名称で覚えることで、略称が覚えやすくなり効果的ですのでオススメです(WTO = World Trade Organization, SALT = Strategic Arms Limitation Talks など)。英語が苦手な方にとっては大変かもしれませんが、これで英語の語彙力も高められると思えばお得じゃないでしょうか?

②正誤問題

例:

「正誤問題」では、選択肢から正しい文章を選択したり、選択肢にある文章の適・不適を判定する問題が問われます。

菅澤孝平

このタイプの問題は「政治経済」の試験の大半を占めており、これが解けるか解けないかで、受験生の間に大きな差が生まれると言えるでしょう。

例えば上の問題では、本文中の「公共財」という言葉に下線が引かれその内容について問われていますが、公共財という言葉を「公共の財産」などというような曖昧な覚え方をしていたり、用語の単純な定義だけ覚えていては完全解答することができず、おそらく手も足も出ないでしょう。

つまりこのような問題で問われているのは、下線部の言葉そのものの定義だけ知っていても解けない、実生活に応用された例から考察していく力です。法の知識だけあってもそれを実社会で使えなければ、意味がありませんからね。

逆に言えば、内容や性質について自分なりにきちんと理解していれば、こうした応用問題にも柔軟に対応できるようになります。このような社会制度は特に、勉強する上で自分なりに実例を考えてみるとより実践的な知識が身に付くでしょう。

それぞれの語句を別個に暗記することはやめて、全体的な内容を文として頭に起こす過程で、自ずと「フリーライダー」などの関連語句がセットで出てくるようにするとなお良いです。

③年号を問う問題

例:

「年号を問う問題」では、出来事が起こった年号そのものを答えるだけでなく、それを元に他の解答を導き出すタイプの問題も出題されています。

菅澤孝平

こちらに関しては、政治経済といえど世界史的に重要な事柄では年号暗記が必須となります。「え〜、歴史教科でもないのに年号覚えなきゃいけないの?」という気持ちもよくわかりますが、そもそも政治経済と歴史はお互いに共通点が多いのです。法学部を受験される方の多くは歴史科目も学習しているかと思いますが、年号を覚えておくとどちらにも良いことがたくさんあり、実は一石二鳥なのです。

例えばこちらの問題。「サンフランシスコ平和条約 (1951年)」は日本史・世界史の両方でもとても重要な出来事ですよね。次の「日華平和条約 (1952年)」は難問ですが、「日中国交正常化 (1972年)」「平和五原則 (1954年)」は正答したい問題です。(内容や関連語句もセットで覚えることを忘れずに!)

史実から年号を答える問題、年号から史実を答える問題の両方が存在します。

法政大学法学部「政治経済」の攻略法

菅澤孝平

続いて、法政大学法学部の政治経済攻略法を記します。

ここに該当してない場合、合格は厳しいです。

しかし、これらに該当している場合は合格の可能性が高いと言っていいでしょう。

法政大学法学部の入試でしっかりと合格点を獲得するために、次の点に気をつけて勉強しましょう。

❶正確なインプット・正確なアウトプット

菅澤孝平

法政大学法学部政治経済攻略法1つ目、「正確なインプット・正確なアウトプット」です。

菅澤孝平

正確なインプットとは、教科書や参考書、資料集などに載っている事柄について正しく理解することです。

正確なアウトプットとは、教科書や参考書、資料集などに載っている事柄について正しく説明できることです。

以上2つは法政大学法学部攻略において大前提として必要な原則です。

政治経済は、用語そのものの暗記よりもその中身についてどれだけ正しく理解できているかが特に問われる教科です。用語暗記においてはただ定義を覚えるような上っ面の知識ではなく、教科書などに記載されている通りの正しく深い知識を頭に入れることを忘れないようにしましょう。

次に年号暗記についてです。「政治経済」においては全ての時代の年号を暗記する必要は必ずしもありませんが、第二次世界大戦後の出来事、特に大規模な国際条約・協定については年号暗記をしておきましょう。

いきなり数字を覚えるのが苦手な人は、「協定Aのあとに協定Bが結ばれたが、最終的に協定Cに落ち着いた」といったようにまずは時系列を意識するところから始めて、徐々に余裕が出てきたら年号を覚えるというふうにすると良いと思います。語呂で覚えるタイプの年号暗記帳や、語呂を自分で作ったりするのも効果的です。

❷内容・原因を自分で説明できるようにすること

菅澤孝平

法政大学法学部政治経済攻略法2つ目、「内容・原因を自分で説明できるようにすること」です。

菅澤孝平

先に述べたように法政大学法学部の「政治経済」全てマークシート形式であるため、比較的対策しやすく思えるかもしれません。しかし細かな知識(近年は年号頻出)を問われるだけでなく、正誤問題や、憲法条文の抜粋が出題されたこともありますので、一対一の単純な用語暗記だけではなかなか解答に繋がりません。

「政治経済」は歴史科目などに比べて覚えるべき用語が少ないため、名称よりもまず、その内容や原因を自分の言葉で説明できるまで理解することに時間を割く必要があります。

そうは言っても暗記する過程で、最初から制度の細則や協定の参加国などを覚えようとすると、気が遠くなる人もいるでしょう。しかし焦ってはじめから全て覚えたりする必要はありません。

大事なのはその事柄がどういう内容で、なぜ・どんな背景で生じたのかに注目しながら文章として記憶することです。これができれば一気に「政治経済」がわかる・解けるようになりますし、語句と関連事項を紐づけて理解できるようになって相乗効果抜群です。それが終わってからようやく、構成国などより細かな知識の暗記に時間を費やすことができるのです。基礎理解がない状態で応用知識を積み上げても、意味はありません。

❸絶対に空欄を作らない

菅澤孝平

最後は勉強法とは直接関係がないかもしれませんが、模試や入試本番の心構えとして大切なことをお話しします。

受験勉強においてはもちろん、わからない問題がないように一生懸命勉強するのは言うまでもありません。ですが入試本番ではどうしてもわからない問題に出くわすものです。

しかし、そこで諦め切らないでください。法政大学法学部「政治経済」の問題は全てマークシート形式であるからこそ、わからない問題があっても絶対に何かしらの答えを記入し、空欄を作らないようにしましょう。大学入試ではたった1点でも命取りとなりますので、少しでも正答率を上げるためにはこれも有効な手段と言えます。

この記事を書いた人

Goda Shinnosuke