【必見】立教大学専門塾/予備校が解説する立教大学 文学部 国語の入試傾向と対策

菅澤孝平

立教大学専門塾/予備校RIKYO-PASSの代表菅澤です。

このページでは、立教大学文学部国語入試問題の傾向や特徴を解説しております。

立教大学に合格するには学部別の対策と同時に、科目別の対策も必要になってきます。立教大学文学部に合格したい方は「国語」の特徴や傾向を理解したうえで勉強に励みましょう。

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立教大学文学部とは

菅澤孝平

立教大学文学部についての情報は別途コチラに記載しております。

立教大学文学部を知りたい方はコチラより閲覧してください。

立教大学文学部「国語」の前提情報

試験時間75分
大問数3題
解答形式マークシート・記述併用型
頻出単元論説文・古文・※1漢文
菅澤孝平

立教大学文学部は2020年度までは漢文が必ず出題されていましたが、2021年度からは受験方式が拡大し、漢文を使用しない受験が可能になりました。

※1ただし、入試日程によっては漢文を使用する場合があるため注意が必要です。
本記事では漢文についても紹介しているので、まずはご自身が漢文を使用するのか否かを確認しましょう。
また、現代文では評論文に加えて随筆や小説の出題も見られるため対策が求められます。普段の演習では、小説や随筆にも触れておくようにしましょう。

小問では、漢字や語句の意味を問う国語常識問題から、理由説明や現代語訳などの記述問題まで、多岐に渡る出題形式が見られます。試験時間は75分と長めの設定ですが、設問数は多くなっているためスピードが求められます。
余裕を持って問題を解くためには、時間配分を意識して解答をする必要があるでしょう。

立教大学文学部「国語」の傾向

現代文の特徴

菅澤孝平

先述のように、立教大学文学部の国語では2題の論説文(1題が漢文の場合あり)と、古文1題が出題されます。
まずは、現代文の問題形式を確認していきましょう。立教大学文学部の現代文の問題は、大きく分けて以下の4つに分けられます。

知識問題

❷傍線部説明

空所補充

❹内容一致

■知識問題

例:

知識問題とは、その名の通り国語に関する知識を聞いてくる問題です。
よく見られるのは漢字の書き取りや語句の意味問題であり、時には慣用句や四字熟語、文学作品について問われる場合もあります。本学部では、特に漢字と語句の意味問題が出題されることが多いです。

菅澤孝平

本学部を受験するにあたり、失点を抑えたいのがこの知識問題です。漢字については、普段からコツコツ入試漢字を扱う参考書での学習を行なっていれば問題はないでしょう。

語句の意味についても、文章を読み解く際に分からない言葉や言い回しがあれば、即時調べるような習慣を身につけることが重要です。
普段から多くの語彙に触れ、それぞれに関心を持つことが知識問題攻略の鍵になります。

■傍線部説明

例:

傍線部説明問題とは、本文中に引かれた傍線部について「その理由として最も適当なものを選べ」「この部分が表しているのはどういうことか」などの問いに対し、適切な答えを選択肢から選び出したり、自記式で解答する問題です。
一般的に、傍線は筆者の主張やその文章の重要な部分に引かれることが多く、論旨の理解度がそのまま正解へと直結するため注意が必要です。

菅澤孝平

多くの大学で問われる傍線部説明ですが、本学部では選択肢式と記述式が混在しているのが特徴的です。記述式の説明問題に関しては、解答を始める前にあらかじめどの部分で記述解答が求められるのかチェックしておくことが重要です。
解答の根拠になりそうな部分を拾いながら文章を読み進めていくことで、時間短縮を狙うことができます。

注意点としては、解答前に選択肢には目を通さないことです。選択肢には必要な情報もあれば不要な情報もあります。傍線部周辺の論理をしっかりと把握した上で選択肢を見ることで、どれが正しい選択肢かを見分けやすくなります。

■空所補充

例:

空所補充問題とは、文中の空欄に当てはまる言葉や接続詞などを答える問題です。
問題形式は選択肢式から記述式まで様々であり、本学部ではその両方が問われる場合があるため注意が必要です。

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知識問題同様、あまり失点したくないのがこの空所補充問題です。
本学部の空所補充問題は、文脈の理解がなくとも知識のみで解答できるものが多い傾向にあります。普段から慣用句などの国語的な表現に触れておけば、問題なく正答を導き出すことができます。

■内容一致

例:

内容一致問題とは、本文における記述や筆者の主張に関して、合致するものを選択肢から選び出す問題です。問題文をどれだけ理解できているかが重要になる上、解答に時間を取られやすいため注意が必要ですが、反対にしっかりと本文を理解することができていれば貴重な得点源になります。

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本学部では、例に挙げたような合致するものと非合致のものにそれぞれ数字を振る問題が頻出する傾向があります。問題を解き始める前には設問を確認し、どのような形式で内容一致が出題されているかを確認しましょう。

一般的に、内容一致問題では選択肢をチェックすることが避けられますが、数字形式の問題については解答に手間が掛かるため、ある程度選択肢内のキーワードを押さえておくのも手です。または、1つの段落ごとに選択肢を確認し、一致するか否かを先に確かめておくのもいいでしょう。

しばしば難しいとされる内容一致問題ですが、しっかりと著者の主張を理解し、本文の論理を追うことができていれば解答はそこまで難しくありません。多くの過去問を解き、自分に合った解き方を見つけ出しましょう。

古文の特徴

菅澤孝平

ここまで、立教大学文学部の現代文について見てきました。

次に古文をご紹介します!

立教大学文学部の古文では、源氏物語が頻出する傾向があるため要注意です。
また、本学部では源氏物語を含む古代の物語から、江戸時代の俳文集などの作品まで、幅広い年代の文章が登場する点が特徴的です。
本文の問題文の長さは標準的ですが、問題数を考えると遅くとも約20分での解答が求められます。

では、さっそく古文の問題形式を確認していきましょう。
立教大学文学部の古文には、大きく分けて以下3つの問題が存在します。

❶現代語訳(or解釈)

❷内容説明

❸文法問題

■現代語訳・解釈

例:

現代語訳・解釈問題とは、文中の一部を現代の日本語に直す問題です。
本学部では毎年出題され、出題形式は主に記述式とマーク式の両方が必出します。
前者の場合は例に示した画像の左側、後者であれば右側のように問われることが多いです。
いずれの場合でも、解答の際には古文単語や文法が完璧にできていることが大前提としてあり、それに加えて文脈の正しい理解が解答に影響します。

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一見すると難しそうですが、実際は基礎的な知識だけで解くことができます。

■古文単語の暗記を終えている
■助詞・助動詞等の文法事項を100%覚えている


必要なのは上記だけです。もちろん、文脈で答える力も求められますが、基礎が固まっていれば絶対に解ける問題です。

■内容説明

例:

内容説明とは、本文の傍線部の説明として的確な答えを選択肢から選ぶ問題です。
多くの場合、内容説明問題では単語や文法、文脈を正しく駆使した読解ができているかを確認しており、解答者の総合的な能力が求められています。

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当問題は古文におけるあらゆる知識を使うため、現代語訳の発展形のような問題であるといえます。
本学部の古文では、文中の和歌に傍線が引かれることがあり少し厄介ですが、和歌に関しては記述での解答はないため安心してください。

基本的に、単語・文法・文脈の理解に問題がなければ正答するのはそこまで難しくはないですが、和歌が問われた際は以下のことを意識してください。

■和歌はそれまでの内容の要約になっていることが多い

→話の展開が掴めていればOK

■句切れの確認

→終始形・命令形・終助詞・係結び・倒置部分が目安

■古典常識の有無

→例えば、和歌中の「人」という単語には、「愛する人」や「想い慕ってる人」といった意味があり、予備知識をつけておくことで考える時間を省ける

■文法問題

例:

文法問題とは、助詞・助動詞・敬語などの知識を聞いてくる問題です。
本学部では頻出の傾向があり、源氏物語の出題も見られるため敬語の対策は欠かせません。

菅澤孝平

本学部の文法問題は、基本的な文法事項を把握しておけば確実に正答することができます。敬語についても、普段から源氏物語などを練習問題にし、敬意の対象を常に意識した読解をしていきましょう。

菅澤孝平

以上が立教大学文学部「古文」の問題形式です。

古文における土台作りは現代文よりもハードルが高いように感じられますが、
逆に言えば基礎的な基盤が完成してしまえばどんどん成績の伸びが感じられるのが古文です

単語と文法を完璧にしたら、ぜひ志望校の過去問を解いてみてください。
力がついたことが肌で感じられると思います!

これらは全て基礎的なことですが、基本的な学習こそが古文に最も必要な要素です。いきなり問題を解こうとせず、はじめのうちは基礎固めに徹しましょう!

漢文の特徴

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ここまで、立教大学文学部国語の古文について見てきました。

最後に漢文をご紹介をします!

本学部の漢文は、例年全てがマーク式で出題されており、問題文も比較的平易なものが多いです。その分漢文は得点源と考え、満点を狙いましょう。

立教大学文学部「漢文」には、大きく分けて以下2つの問題が存在します。

❶知識問題

❷句形問題

■知識問題

例:

知識問題とは、文字通り漢文における知識が問われる問題です。
本学部では、単語の意味や読みが問われています。

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漢文にも、現代文と古文同様に重要単語が150個ほどあります。
その中の多くは漢字から意味が推測できるため問題ないのですが、慣れない読み方をする漢字や、一部意味が現代とは異なる語句も存在しているため注意しましょう。

例えば…
「故人」という語を見た時、私たちが思い浮かべるのは「亡くなった人」という意味ですが、漢文においては「古くからの友人」という意味にもなるのです。

さらに、単語帳には出てこない難単語もしばしば出題されます。その場合、文脈からの意味判断を要求されますが、基礎的な単語が頭に入っていれば文脈の理解に心配は要らないです。

■句形問題

例:

句形問題とは、傍線部を書き下した上で、その読み方として適切なものを選択肢から選ぶ問題です。

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漢文には句形という構文のようなものがあり、それらの暗記が読解の第一歩になります。
ただ、句形の種類は大きく分けて10種類ほどしかなく、それらを覚えるだけで読解が楽になるため、所要時間に対して得られるものが大きいです。
普段から多くの句形に触れ、それぞれの理解を深めるような学習を大切にしましょう!

立教大学文学部「国語」の攻略法

菅澤孝平

続いて、立教大学文学部の「国語」攻略法を記します。

ここに該当してない場合、合格は厳しいです。

しかし、これらに該当している場合は合格の可能性が高いと言っていいでしょう。

【現代文】立教大学文学部

❶1文を徹底的に読み理解すること→漢字・現代文単語・助詞・助動詞の理解

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立教大学文学部「現代文」攻略法1つ目は、「問題文の1文1文を正確に読み取っていくこと」です。

では、どうして1文1文を正確に読み取っていく必要があるのでしょうか。それは、文章が1つ1つの文の集合によって成立している物だからです。
そのため、1文を理解することが出来なければ本文全体の理解度に支障をきたすことになってしまいます。

菅澤孝平

そこで重要になってくるのが、漢字・現代文単語・助詞・助動詞への理解です。私たちが普段何気なく見ている文章は、以上の4つの要素によって構成されています。つまり、それらに関する知識を身に身に付けることが出来れば、文章理解力の向上を図ることができるのです。

いきなり問題に取り組むのではなく、まずは土台づくりを大切に。

菅澤孝平

漢字・現代文単語・助詞・助動詞の知識は、日本語話者であれば非常に基本的な知識ですが、そのことが落とし穴になっていることも考えられます。

現代文を苦手とする受験生は、ただひたすらに問題を解こうとせず、文章を構成している4つの要素を学習し直すことが大切です。

「日本語だから大丈夫」という考えではなく、普段から密接に関わっている日本語だからこそ、基本的な学習が重要になってくるのです。

❷1文と1文との関係性を把握すること

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立教大学文学部「現代文」攻略法2つ目は、「1文ごとの関係性を理解すること」です。

菅澤孝平

立教大学文学部「現代文」攻略法の1つ目では、問題文の1文1文を正確に読み取っていくことの重要性をお伝えしましたが、次に重要なのは「1文ごとの関係性を理解すること」です。

文章というのは、1文同士が相互に作用し合ってできている構成物です。文章同士の関係性を把握することで、前後とのつながりや論理の展開を理解しやすくなります。

例えば、文章には大きく分けて以下のような2つの要素が存在します。

■「抽象

■「具体

抽象とは、”果物”や”動物”のように実体を持たないもの、つまり想像する人によって浮かび上がってくるイメージが異なるものです。

具体とは、”キウイ”や”ゴリラ”などのような実体を持っているもの、すなわち頭の中で特徴を想像した時に誰もが同様のイメージを持つもののことです。

それでは、以上を文章に置き換えて考えてみましょう。

すると…

抽象とは、筆者独自の考えを表すもの、すなわち筆者の主張

具体とは、主張を誰もが理解できるように補足する役割を持つもの

となります。

このように、文章の1つ1つには存在意義があり、文中における役割があります。問題文を読む時は、それぞれの文章が具体と抽象どちらを表しているのかを常に意識するようにしましょう。文章構成のリズムが掴めるようになってくると、緩急をつけた読解ができるようになり、解答のスピードをアップさせることができます。

■文章は1つで成立しているのではなく、それぞれが相互補助的な関係にある                                   ■具体と抽象を意識し、文章のリズムを掴む                      ■緩急をつけた読解を行うことで時間短縮を狙おう!

❸本文全体が要約できること

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立教大学文学部「現代文」攻略法3つ目は、「本文全体が要約できるようになる」です。

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要約とは、文章中の要点を簡単にまとめ上げる作業のことです。

要約のポイントは、ズバリ筆者の主張をしっかりと理解することです。

しかし、はじめから文章を綺麗に要約できる人はそう多くありません。そのため、まずは以下のようなことを意識して読解に臨みましょう。

■本文のテーマとキーワードは何か

■「つまり」「このように」などの接続詞に注目する

文章には、筆者の主張につながるテーマやキーワードが存在しています。それらを主軸に本文を読み進めていけば、論点を見失うことなく筆者の言いたい事を見抜くことが出来ます。

また、文章において主張や結論が導き出される場合には、「すなわち」や「したがって」といったようなまとめを表す接続詞が登場することが多いです。その部分は重要なことが書かれる可能性が高いため、じっくりと読み込みたいところです。

以上のようなことを意識しつつ文章を読み終えたら、一度要約をしてみましょう。繰り返し要約を練習し、習慣化をすることが出来れば、筆者の主張を素早く把握できるようになります!

■要約ができるか否かは、本文の理解度に直結する
■テーマやキーワードを見逃さないように
■接続詞への理解が主張の理解を助ける

菅澤孝平

とはいえ、やはり要約はハードルが高いですよね…!

好きな漫画なら要約できるのに、現代文の要約は難しい…という人も少なくないでしょう。

そんな方におすすめしたいのが、「精読」です!

■精読とは、本文全体を丁寧に読み込むこと
1文を構成する要素、他の文との関係性、その文の存在理由を考えながら読み進める作業で、いわばこれまでみてきた❶と❷の総まとめです。これらを並行して学習することで、要約力の向上を図ることができます。                                                   

菅澤孝平

現代文を解く際に時間が足りない…!という受験生は、一度考え方を変えてみましょう。時間をかけて1文1文を丁寧に読み込んでみるのです。

特に、立教大学文学部の国語は問題数が多く、最初のうちは苦労するかと思います。ただし、たとえ制限時間内に問題を解くことが出来なくとも、最後まで解き切ることが重要です。演習時に解き終わらなかったことを失敗と捉えずに、時間をかけて正しい読み方と解き方を固めていけば良いのです。

現代文を苦手とする受験生の方には、むやみやたらに問題を解く前に、1文を正しく読み進めていくところからはじめ、次に文章同士の関係性を理解していく学習をしてほしいです。

読み方が定まっていないと正答率もまばらになってしまいますし、何より貴重な過去問を無駄にすることにつながります。そのため、普段から1文に重きを置いた精密な読解を心掛けてください。

■はじめのうちは解き終われないのが当たり前
■焦らず1文1文を大切に                                                         

菅澤孝平

❶1文を正確に読み取っていくこと

❷一文ごとの関係性を理解すること

❸要約ができるように精読に徹すること
以上を完璧にこなすことが出来れば、立教大学文学部の国語に怖いものはありません。

それでも成績が伸びないという場合は、❶~❸が完璧ではない場合がありますので、まずはご自身の勉強法を❶から見直してみてください。

【古文編】立教大学文学部

菅澤孝平

続いては、立教大学文学部をこう略するために必要な古文の勉強法を解説していきます。

ただし、アプローチは現代文と大差ありません!

早速みていきましょう!

❶1文を徹底的に理解・把握すること→古文単語・文法・構文を把握する必要

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立教大学文学部「古文」の攻略法1つ目は、「1文を正確に理解し、把握すること」です。

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古文でも、現代文同様1文への考え方が非常に重要になってきます。古文では、単語や文法、構文をしっかりと理解した上で読解に臨む必要があります。

■古文は、単語・文法・構文で成り立っている

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言語を学習する上で大切なもの、それは単語・文法・構文です。現代文では言葉の意味をそのまま理解することができましたが、古文になるとそうはいきません。古文では聞き慣れない単語に加え、見慣れない文法も多数存在します。

その意味で、現代文よりも1文ごとの持つ意味は大きいです。そのため、まずは基礎知識を習得することから始めましょう。土台作りの丁寧さが古文攻略の鍵になります。

❷主語を把握できていること

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立教大学文学部「古文」の攻略法2つ目は、「主語を把握すること」です。

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現代の日本語に比べ、古文は主語が省略されることがしばしばあります。そのため、それぞれの文章の主語は誰なのかを常に考えながら読み進める必要があります。なぜなら、古文において主語の判別を誤ると文章全体の流れが掴めず、解釈がめちゃくちゃになってしまうからです。

そこで大切なのが

■敬語

■助詞

■文脈

への理解です。

以上の3つをしっかり活用すれば正確な主語把握が可能になり、解釈を履き違えることもなくなります。

■主語を自分で補えるようになれば文意を正確に理解することができる

❸古文を精読し、音読し血肉にすること

菅澤孝平

立教大学文学部「古文」の攻略法3つ目は、「古文を精読し、音読を血肉にすること」です。

菅澤孝平

現代文に引き続き、古文でも精読が非常に重要になってきます。普段から精読と音読を意識した勉強を行なっている受験生でないと、立教大学の文学部の国語で合格点を獲得するのは難しいでしょう。

本学部では出題されている小問数が非常に多く、現代文に時間が掛かることを考えると古文に使える時間は20分程度です。

ギリギリの時間制限の中、試験本番で実力を発揮するためには、演習の時から精読を心掛け、音読をする習慣をつけておくことが肝要です。普段から努力を怠らないようにしましょう。

■精読と音読で読解力とスピードをつける

精読とは
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精読とは、現代文編でも紹介したように「本文を丁寧に読むこと」です。

古文の精読を行う手順としては

■古文単語をしっかり覚える

■文法の知識を完璧にする

■1文ごとに正確な品詞分解を行う

の3点です。

とにかく、1文1文に含まれている単語・文法・構文をしっかり確認するようにしましょう。現代文と同じく、古文は1文ごとの集合で構成されており、さらに出題される文章は物語文であることが多いため、1つの文の持つ意味が大きいです。1文が徹底的に理解できるようにならなければ、本文を理解することは難しいです。

音読とは
菅澤孝平

精読をしたら、次に音読を行いましょう。

音読とは、「精読によって確認した文法や単語の意味を頭の中で再生しながら声を出して文章を読み上げること」です。

音読には以下のような2つの効果があります。

■精読が正しく行えていたかを確認できる

■読解スピードを上げることができる

前者はもう説明しなくてもお分かりいただけると思います。
重要なのは後者です。これまで何度もお伝えしてきたように、立教大学文学部の国語問題は非常に問題数が多く、素早い解答が要求されます。

そのため、もし文章を読み進めている最中に躓いてしまうと、大切な制限時間を削ることになってしまうのです。

その意味で、音読を通して古文を古文のままで読めるようにすることが必要です。意味を再生しながら音読をすることで、文字の奥にあるイメージを脳にすり込むことができます。

何度も繰り返し音読を行なっていけば、古文を現代語に訳す手間が省け、読解のスピードが格段にアップします!

❶1文を正確に理解し、把握すること→単語・文法・構文を抜け目なく
❷主語を把握すること→敬語・助詞・文脈に気を付ける
❸古文を精読し、音読を血肉にすること→繰り返し行なって強靭な読解力を!

菅澤孝平

以上が古文の攻略法になります!

❶~❸に留意しながら勉強し、合格を勝ち取ってください!

【漢文編】立教大学文学部

❶句形を徹底的に覚えること→単語の意味・漢字の読みを把握する必要

菅澤孝平

立教大学文学部「漢文」の攻略法1つ目は、「句形を徹底的に覚えること」です。

菅澤孝平

漢文の勉強おいて最も重要なもの、それは句形の暗記です!
私大の入試問題では、句形さえ覚えてしまえば解ける問題が多数あります。

例えば…
「豈遠一里哉」(あに一里を遠しとせんや)という文章に傍線が引かれ、その部分の解釈を聞いてくる問題では、「豈」という語が反語で用いられていることが分かります。

そして、上の文章を和訳すると…

「どうして一里を遠いと思って駆けつけないということがありましょうか、『いやない』」

となります。

つまり、選択肢を見て語尾が疑問形や否定形で終わっているものが答えになることが瞬時に分かるのです。

もちろん、他にも漢詩などの細かい知識は存在しますが、立教大学の文学部では問われないためご安心ください!
句形が覚えられたら、次に単語や漢字の読みの暗記を他教科の勉強の隙間時間にしましょう!

■句形の暗記=即効薬

❷スピードを重視すること

菅澤孝平

立教大学文学部「漢文」の攻略法2つ目は、「スピードを重視すること」です。

菅澤孝平

本学部の漢文はそこまで難しい内容を問うものではなく、むしろ得点源になり得る科目になっています。
そのため、漢文の問題は失点を避けつつ時間短縮を図る場として考えた方がいいです。
現代文にできるだけ多くの時間を使えるように、素早い解答を意識しましょう!

■漢文=点数稼ぎ&時間短縮

❸音読を大切にすること

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立教大学文学部「漢文」の攻略法3つ目は、「音読を大切にすること」です。

菅澤孝平

素早く解答を終えたい漢文では速読が必須であり、その意味で普段からの音読は非常に重要です!
具体的な方法に関しては、古文編の❸をご参照ください!

古文の音読で意識していたのは単語の意味でしたが、漢文では代わりに句形を意識することが望ましいです。
また、漢文は出題される句形はある程度決まってるため、句形を総合的に含んだ文章を音読できるとなお良しです!

■音読=速読につながる

立教大学文学部に合格するには?

菅澤孝平

とはいっても一人だと立教大学文学部の国語対策は難しい。

何から手を付けたらいいか分からない。

そのようなお悩みがあると思います。

ご安心ください。

立教大学専門塾/予備校RIKKYO-PASSなら立教大学文学部の国語を合格点まで持っていく指導が可能です。

少しでも立教大学文学部に合格したいけど、一人で困っている受験生は

RIKKYO-PASSがサポートします。

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この記事を書いた人

Goda Shinnosuke