【必見】立教大学専門塾/予備校が解説する立教大学 社会学部 数学の入試傾向と対策

菅澤孝平

立教大学専門塾/予備校RIKYO-PASSの代表菅澤です。

このページでは、立教大学社会学部の数学入試問題の傾向や特徴を解説しております。

立教大学に合格するには学部別の対策と同時に、科目別の対策も必要になってきます。立教大学社会学部に合格したい方は「数学」の特徴や傾向を理解したうえで勉強に励みましょう。

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立教大学社会学部とは

菅澤孝平

立教大学社会学部についての情報は別途コチラに記載しております。

立教大学社会学部を知りたい方はコチラより閲覧してください。

立教大学社会学部「数学」の前提情報

試験時間60分
大問数3題
解答形式記述式
頻出単元図形と方程式
菅澤孝平

立教大学社会学部の数学は基礎~標準レベルの問題がほとんどです。『基礎問題精講』や『標準問題精講』のような標準レベルの網羅系の参考書を使用して演習を積むとよいでしょう。

菅澤孝平

立教大学の文系数学は複数学部で同じ問題を採用しているため他大学に比べて個別に対策する時間は少なく済むでしょう。しかし、学部によって配点に占める数学の割合は異なりますので注意が必要です。

立教大学社会学部「数学」の特徴

■出題傾向

菅澤孝平

立教大学社会学部の頻出分野は「図形と方程式」と「微分法・積分法」です。この2つの分野は大問記述に出題されることが多く、配点も小問より高いと考えられるので苦手としている受験生は早急に対策を行う必要があります。そのほかにも「指数対数」や「三角関数」などが小問集合に多く出題されています。

■大問の特徴と時間配分

菅澤孝平

立教大学社会学部の数学は、試験時間は60分、大問の数は3題となっています。構成については下記のとおりです。

・第1問 小問集合

・第2問 記述式問題

・第3問 記述式問題

菅澤孝平

第1問の小問集合は上記画像(2021年入試問題)にあるように問題数が多いので、各問題にあまり時間をかけないように公式などをうまく利用して解いていきましょう。小問集合の1つ1つの問題は他の大問に比べて配点が低いので、わからない問題がでてきてしまっても焦ることなく飛ばして次の問題に移りましょう。

第2問・第3問については誘導として小問があるのでそれに従って解いていきます。また、記述式の問題においては途中式や説明を省いてしまうと減点されてしまう恐れがあるため、日頃の勉強から解いていく過程を記述するようにしましょう。学校の先生や塾の先生に添削してもらうのもよいかと思います。

菅澤孝平

時間配分としては、大問1つにつき20分でよいでしょう。本番で緊張してしまうことを考えて練習の時は数分ずつ時間を減らしておくのもありです。基本的には第1問から順番に解いていく方針で問題ないですが、急に出題傾向が変わることも考えられますのでまず最初に問題全体を見るようにしてください。

先ほども述べましたが、わからない問題がでてきたときは、立ち止まって5分も10分も考えるのではなくいったん落ち着いて次の問題に進むようにしましょう。
しかし、ただ答えを見るのと自分で考えるのでは定着率が違ってきますので、過去問演習段階では試験時間が終わってから飛ばした問題に再度取り組むとよいです。

■目標点数

菅澤孝平

目標点数(割合)はズバリ、8割です。

具体的には、2問完答して残りの問題で取れる問題をとるような形です。最初に述べたように、問題のレベルとしては基礎~標準レベルですので、計算ミスをしてしまうと他の受験生と差がついてしまいます。

日頃から自分のミスの傾向を把握して、本番で同じミスを繰り返さないような対策が必要です。

立教大学社会学部「数学」の攻略法

菅澤孝平

続いて、立教大学社会学部の「数学」攻略法をお伝えします。

❶解法の型を身につけよ!

菅澤孝平

立教大学社会学部数学の攻略法の1つ目は、「解法の型を身につけること」です

GMARCHの問題は基礎~標準レベルの問題がほとんどであるため、『基礎・標準問題精講』や「チャート式」の例題の解法を身につけることができれば合格点に達することができます。ここで注意してほしいのは、解法を単純に「丸暗記」するのでは意味がないということです。ただ暗記しているだけだと、出題のされ方が少し変わってしまっただけで記述できなくなる可能性があります。重要なのは、解法のプロセスをきちんと理解することです!もちろん、プロセスを理解した上で演習を積み、その結果解法や公式を暗記したのであれば問題ないですし、むしろその状態がベストです。この状態まで持ってこれると、GMARCHより上の大学も視野に入ってきますよ。さて、解法を身につけると言っても、何もしないでいては時間が経つと以前覚えたはずの解法を忘れてしまいます。そこで忘れない解法の型を身につけるステップをご紹介します。

①まずは自力で解いてみる

まずは問題をヒントなしで自力で解いてみましょう。初学者においては、初めて見た問題をすらすら解くことはかなり難しいでしょう。そういう時は自分がどこでつまずいているのか、何がわからないのかをしっかり把握しておきましょう。そして簡単にわからないところをノートなどにまとめておくと非常に役立ちます。また、計算ミスなどをしたのであれば、どのようなミスをしてしまったのかも一緒にまとめておきましょう。最初は解けなくても落ち込む必要はありません。解けなかった後にどうするかでその後の成績が変わってくるのです。

②解けたところまで丸つけをする

自力でもある程度問題は解けると思います。15分考えてもわからないなと思ったら潔く解答を見てみましょう。その時、自分の回答に採点官のつもりになって「点数」をつけてみましょう。こうすることで自分の解答を客観的に見ることができるようになります。問題全体を10点として、途中式の立式・説明・答えなどに数点ずつ振り分けてみましょう。受験勉強始めたての頃はどこに何点振ったらいいかわからないと思いますが、模試の解き直しを通してだんだんわかってくるので、少しづつチャレンジしていくといいでしょう。

③解けなかったところは少しずつヒントを参照し『自分で解き進める!』

勉強を進めていくと途中までは解けたけどそのあとどう進めればいいかわからない、というようなことがよくでてくるかと思います。そういう時は、答えを全て見るのではなく解答を次の1行だけ見たり、ポイントのような形で書いてあるヒントを参照したりした後で自分で解くようにしてください。一般的な受験生の多くは解答を丸写ししてそれで満足してしまいますが、それではすぐにその解法を忘れてしまいます。「自分で考える」というプロセスを踏まないと、その問題のポイントが見につかないのです。上記のように勉強を進めていくと、膨大な時間がかかってしまいますが、このような勉強をすることで初めて解法の型が身につきます。ただ答えを見て、同じ間違いを繰り返すような無駄な時間を作るのではなく、正しい手順を踏んで勉強を進めてみてください。地道な努力こそが合格への近道です。

④間違った問題は解き直す

網羅系の参考書は1冊1冊が分厚いため、はやく終わらせようと復習をしないで次の参考書に進んでしまう受験生が非常に多いです。しかし、自分が間違えた問題こそ、今自分が勉強するべき最優先の問題であり、成績を上げるために一番手っ取り早い問題なのです。いろいろな参考書に手を出したい気持ちもわかりますが、まずは1つの参考書を完璧にしてみてください。そうすることで、そのあと別の参考書で勉強したときの効率が変わってきます。とはいえ、時間も限られていて進度も早い現役生にとっては復習の時間はかなりの負担になってしまうでしょう。そこで、より効率的に復習作業を行うためのポイントをお伝えします。みなさんは、「エビングハウスの忘却曲線」というものを聞いたことがあるでしょうか?わかりやすくいうと「人は時間が経つと忘れてしまい、復習して思い出し、また時間が経つと忘れてしまう。」というものです。もちろん勉強においても同じことが言えます。一度間違えた問題はそのときは覚えていても時間がたつと忘れてしまいます。短期記憶なのです。しかし、適切なタイミングで復習を行うことで、短期記憶を長期記憶にすることができます。具体的なタイミングは間違ってしまった一週間後と一か月後です。このタイミングに復習を行うことによって、余計に時間をかけることなく解法の型を身につけることができます。

❷苦手分野をつくらない

菅澤孝平

2つ目の攻略法は、「苦手分野をつくらないこと」です。

立教大学の文系数学は3つの大問のうち2つが記述式となっています。小問集合であれば1つ1つの配点が低いため苦手分野があっても他の問題でカバーできるかもしれませんが記述式の大問ではそうはいきません。仮に苦手分野の問題が出題されたとして(1)からできなかったとしましょう。社会学部の数学の満点は100点で大問が3つであることから大問1つの配点はおよそ30点であることがわかります。7~8割が合格ラインとなることが多いので、苦手分野があってその大問を1つ落としてしまうだけで合格が危うくなってしまうのです。この例から苦手分野を作らないことの重要性がわかるかと思います。そうはいっても、すべての分野を得意にすることは決して簡単なことではありません。そこで、最初に書いたような頻出分野から順番に苦手をつぶしていくようにして下さい。最近は、多くの受験生が苦手とする「場合の数・確率」からの出題が増えているので、この分野が苦手な人も重点的に勉強する必要がありそうです。

❸字は綺麗に書く

菅澤孝平

3つ目の攻略法は「字を綺麗に書くこと」です

「そんなことか」と思う方も多いかもしれませんが、数学においては特に重要なことなのです。しかし、字を綺麗に書かないことによるデメリットは少なくありません。まず、採点者が読めない文字を書いてしまうとバツになってしまう恐れがあります。自分で解いたものが完璧でも、採点者が読めないのであればいみがありません。貴重な1問を落とさないためにも他人から見て読みやすい字を書くよう心がけましょう。また、他人だけではなく自分自身も読み間違えてしまう可能性があります。せっかく解法が身についていても台無しになってしまいますので気を付けましょう。特に、0と6の間違いは頻発しますので普段の勉強から気にするようにしてください。

菅澤孝平

以上のポイントをおさえて日々の勉強に取り組んでみてください。文系の受験生の多くは数学を苦手としているため、数学は周りに差をつけるチャンスです。数学を武器にして立教大学合格を目指しましょう!

この記事を書いた人

Goda Shinnosuke