はじめに

こんにちは!
早慶・GMARCH・関関同立の各大学に特化した大学受験塾を運営しております、代表の菅澤です。

スタッフの稲葉です!

今回は「早稲田大学で一番優秀な学部はどこ?学部別の偏差値・序列を文系理系別に全て解説します!」
という形で記事を書いていこうと思います。
この記事を見ている皆さんは、早稲田大学を目指す受験生ですか?

「早稲田大学に行きたい!」
と思い勉強を頑張った結果、実際に合格できたとしても
「入学してからこの学部違ったなと思ってしまう人」がかなり多いです。

今回の記事を読むと・・・
■早稲田大学で一番優秀な学部がわかります。
■早稲田大学の学部ごとの違いや難易度がわかります。

今回は各学部を「偏差値」で順位付けしていこうと思います!
ぜひ最後までご覧ください!

どうぞ!
早稲田大学理系学部

まずは早稲田大学の理系学部についてみていきましょう。

早稲田には
■基幹理工学部
■創造理工学部
■先進理工学部
の3つの理系学部があります。

偏差値の低い学部から、学部の特徴とともに説明していきます。
ちなみに、3つの学部は全て西早稲田キャンパスにあります。
〇早稲田大学理系学部 第3位

早稲田大学理系学部の偏差値ランキング第3位は、創造理工学部です。
偏差値は63.8です。

建築、社会環境、社会資源などインフラに関わること学ぶ学部です。
経営性システムや社会文化などのように文系寄りの内容を学ぶことができるのも特徴の一つです。

学科は建築学科、総合機械工学科、経営システム工学科、社会環境工学科、環境資源工学科の計5つです。

ちなみに、建築学科では、美大や芸大の受験のようなデッサンの試験があるので、対策が必要です。
〇早稲田大学理系学部 第2位

早稲田大学理系学部偏差値ランキング第2位は、基幹理工学部です。
偏差値は65です。

機械工学やコンピュータに関する先端技術を学ぶ学部です。

学系Ⅰ、学系Ⅱ、学系Ⅲの3つの学系が設けられており、さらに各学系は複数の学科に分かれています。

学系Ⅰは、数学科と応用数理学科の2つで、数学を主に学びます。
学系Ⅱは応用数理学科、機械科学・航空学科、電子物理システム学科、情報理工学科、情報通信学科の5つです。
学系Ⅲは、情報理工学部、情報通信学部、表現工学科の3つです。

中でも音楽プログラミングや写真表現、映像制作実習など、アートに関することが学べる表現工学科は珍しいです。
〇早稲田大学理系学部 第1位

早稲田大学理系学部偏差値ランキング第1位は、先進理工学部です。
偏差値は65.4です。

理学や工学、医学分野における先端科学技術に関することを学ぶ学部です。

学科は物理学科、応用物理学科、化学・生命化学科、応用化学科、生命医学科、電気・情報生命工学科の計6つです。

ちなみに生命医学科は物理学、化学、生物学、基礎医学などを学ぶ学科ですので、医師免許は取得できないので注意してください。

先進理工学部はどの学科も、扱う内容が高度で難解なことから、授業スケジュールもハードです。3学部の中で最も卒業が難しく、留年率も高いです、
早稲田大学文系学部

続いて、文系学部についてみていきます。

早稲田大学には
■政治経済学部
■法学部
■商学部
■国際教養学部
■社会科学部
■教育学部
■文学部
■文化構想学部
■人間科学部
■スポーツ科学部
の10つの文系学部があります。

偏差値の低い学部から、学部の特徴とともに説明していきます。
早稲田大学文系学部 ランキング外学部

最初に10学部の中でひとつランキングに入らない学部を説明します。
それはスポーツ科学部です。

スポーツ科学部は、「スポーツ」を一つの学問としてとらえて、科学的に研究する学部です。
文系学部としていますが、文系・理系関係なく、幅広くスポーツの知識や技術について勉強することができます。
所沢キャンパスに所属しています。

ランキングに入らないのは偏差値が算出できないからです。
偏差値を算出できない理由は、入試方式の独自性にあります。

スポーツ科学部の一般入試は以下の形式です。
〇共通テスト2教科(200点)+スポーツに関する小論文(50点)

小論文が課されているから、偏差値を算出できずランキングに並ぶことができないということですね。

ちなみに、スポーツ科学部は、やはり体育が必須で、体育会に入っている学性が多いようです。
早稲田大学文系学部第9位

早稲田大学文系学部偏差値ランキング第9位は、教育学部です。
偏差値は64.6で、早稲田キャンパスに所属しています。

教育学部では、教員課程を履修できるだけでなく、豊かな知識や幅広い知識を身に付けることができます。

学科は教育学科、国語国文学科、英語英文学科、社会科、理学科、数学科、複数文化学科の7つです。

理学科と数学科のようが設置されているように、多様性のある教育環境を整えています。

ちなみに、教育学部はクラス制なので、仲の良い友人を作りやすいことが特徴の一つです。

友人を作りやすいという点と、早稲田キャンパスの中で比較的偏差値が低い点から、
「とにかく早稲田大学でキャンパスライフを楽しみたい!!」という人にはお勧めです。
早稲田大学文系学部第8位

早稲田大学文系学部偏差値ランキング第8位は、人間科学部です。
偏差値は65で、所沢キャンパスに所属しています。

人間科学部は、人間や文化、機会が作り出してきたものや環境などを対象として「人間とは何か」について様々な視点から研究していく学部です。
文系・理系のバランスが取れた多彩な学問領域に触れながら、幅広い知識を得て、専門性を深く極めていくことができます。

学科は、人間環境科学科、健康福祉学科、人間情報化学科の3つです。

どの学科に入っても学べることは同じですので、他学科の分野に興味がわいても気軽に勉強することもできます。

そうした仕組みから、幅広い学問を学ぶことができるのが特徴です。
早稲田大学文系学部第4位

早稲田大学文系学部偏差値ランキング第4位は、なんと同偏差値で4学部あります。
偏差値は67.5です。順番に見ていきましょう。
早稲田大学文系学部第4位①

1つ目の学部は、法学部です。
早稲田キャンパスに所属しています。

法学部は名の通り、「法律」について学びます。

学科は法律学科の1つです。
法律に関する科目「法律主専攻」と政治や経済、経営、文化などの法律以外の分野への見識を深める「副専攻」を設定します。
両専攻の履修モデルをベースに、学生一人ひとりが自らの関心や希望進路に合わせて、自由に履修計画を立てることができるのです。

法曹志望者は、早稲田大学法務研究科(法科大学院)と連携した体系的・効果的な一貫教育である「法曹コース」プログラムが履修可能です。
このように、司法試験を受験する人のサポートも充実しています。

法学部の特徴として、授業の出席は緩いが、定期試験が他学部に比べて難しいということがあげられます。

法学部は真面目というイメージがあると思いますが、早稲田大学もその例に洩れず、特に試験前は法学部の多くの人が図書館にいるようです。
早稲田大学文系学部第4位②

2つ目の学部は、社会科学部です。
早稲田キャンパスに所属しています。

政治学・法学・情報学・商学・自然科学・経済学・人文学・語学など、様々な分野について学習することができます。

学科は社会科学科のひとつです。

社会科学部の魅力は、何といっても上記のように色々な教科を履修することができることです。

また、出席が緩めであることやテストの難易度が比較的低いことが社会科学部の特徴です。

したがって、勉強したいことがまだ決まっていない人や、大学生活を楽しみたい人におすすめです。
早稲田大学文系学部第4位③

3つ目の学部は、文化構想学部です。
戸山キャンパスに所属しています。

学習できる内容は、社会科学部のように多岐に渡っています。
社会科学部の文学特化という認識でいいと思います。

学科は文化構想学科のひとつです。

履修体系が柔軟なことに加え、複数のゼミに所属することができることも大きな特徴です。

偏差値は67.5ですが、入試日が早稲田大学の中で最も早いため、受験者数が多く、偏差値が高く出る傾向にあります。
早稲田大学文系学部第4位④

4つ目の学部は、文学部です。
戸山キャンパスに所属しています。

「言語・文学・表現の本質を解明し、人間・社会を歴史的に究明する」ことを目指している学部です。

学科は文学科のひとつですが、以下の18ものコースが設置されています。
哲学コース、東洋哲学コース、心理学コース
社会学コース、教育学コース
日本語日本文学コース、中国語中国文学コース、英文学コース、フランス語フランス文学コース、ドイツ語ドイツ文学コース、ロシア語ロシア文学コース
演劇映像コース、
美術史コース、日本史コース、アジア史コース、西洋史コース、考古学コース、中東・イスラーム研究コース、

文構想学部が人文学・文化学の学際的・学横断的な研究と教育実践を目指しているのに対し、
文学部は伝統的な人文学・文化学の継承と発展を目指しています。

重松清など、著名卒業生による講義を受けることが可能なことが大きな魅力です。
早稲田大学文系学部第1位

そして早稲田大学文系学部偏差値ランキング第1位は、同偏差値で3学部あります。
偏差値は70です。順番に見ていきましょう。
早稲田大学文系学部第1位①

1つ目は国際教養学部です。
早稲田キャンパスに所属しています。

名の通り、英語に特化した学部です。
具体的には、文系・理系を越えた豊富な知識を得ながら、多元的な視点と論理的思考の身に付けていくのを、英語で行うという学部です。

学科は国際教養学科の1つです。

学部での共通言語を英語としており、日本語を母語とする学生には1年間の海外留学を必修としています。

また、留学生が多いので、異文化に触れる機会は特に多いでしょう。

英語力や異文化理解などを身に着けたい人にはお勧めです。
早稲田大学文系学部第1位②

2つ目は商学部です。
早稲田キャンパスに所属しています。

経営や会計、マーケティング、国際ビジネス、金融、保険、経済、産業などについて学びます。
そのほか幅広い学識を身に付ける上で、「思想と芸術」「人間と環境」「社会と歴史」「科学と技術」からなる総合教育科目や、国際化や異文化理解に対応した外国語科目が設置されています。

商学部に学科や専攻はありません。

社会科目で受験する人が多い中、残念ながら
商学部では数学が必修となっています。

具体的に初年次には、「基礎経済学」「基礎会計学」「基礎数学」「統計リテラシー学」などが必修となっています。

こうした必修科目を履修することで、「商学」を理解するうえで必要な基礎学力を身に付けることができます。
早稲田大学文系学部第1位③

3つ目は政治経済学部です。
早稲田キャンパスに所属しています。

名の通り、政治や経済について学びます。

学科は政治学科、経済学科、国際経済学科の3つです。
各学科でかなり特色が異なります。

政治学科では、政治学や法律学、経済学、社会学など広い分野を学びながら、更に専門性を深めるために現代政治や比較政治、国際関係、公共政策、政治思想・政治史の5領域が設定されています。

経済学科では、経済学を学ぶ科目が基礎から論理、応用まで適切に配置され、見通し良く学習できるようにされています。
また、更に専門性を深めるために経済理、経済思想・経済史、経済政策、国際経済の4つの領域が設定されています。

国際政治経済学科では、政治学と経済学の体系性を踏まえながら、グローバルな視点を身に付けることができます。

1年次の必修科目が多く、各科目で土台となる重要な知識を学ぶので、1年次から単位取得に苦労する人も多少いるようです。

ちなみに、政治経済学部の入試では、残念ながら数学が必須となっています。
逆に、数学が得意な文系学生は、受かりやすかったりするかもしれませんね。

こうした合格の難易度と、入学後の履修難易度、そしてOBOGの活躍は、さすが看板学部というところです。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
ここまで理系学部と文系学部にわけて詳しく説明してきたので順位をまとめましょう。


理系学部は
①先進理工学部>②基幹理工学部>③創造理工
文系学部は
①政治経済学部・商学部・国際教養学部>④法学部・社会学部・文化構想学部・文学部>⑧人間科学部>⑨教育学部、
そしてランク外がスポーツ科学部ということでした。

結論、一番優秀な学部は
〇理系:先進理工学部
〇文系:政治経済学部・商学部・国際教養学部
ということでした!
早稲田大学に合格するためにやらないといけないこと3選

1.受験勉強の目的意識を明確にする

基本的に、勉強はつらいです。ゲームをしたり、友人と遊んだりする方が楽しいものです。

したがって1年間前後も勉強し続けるには、受験勉強で得られる「メリット」を明確にする必要があります。
例えば、「早稲田大学に行って、良い企業に就職して、たくさんお金をもらいたい」とか俗っぽい理由で構わないです。むしろそうした自分に正直な、純粋な動機でなければなりません。
勉強をしたくない人と言うのは、最多距離で合格しようとして、必要最低限の時間でしか勉強しようとしません。
しかし残念ながら、成績は予定通りあがっていきません。そうすると勉強時間は足らなくなり、早稲田大学に合格することは不可能になります。
とにかく、勉強して早稲田大学に合格する目的を明確にしましょう。明確にすればあとは、勉強していくだけです。
2.過去問を徹底的に分析する

そして早稲田大学の過去問を徹底的に分析してください。
早稲田大学の問題は、学部による傾向などが大きく分かれているからです。

「いやいや過去問を解くのは当たり前でしょ」という意見があると思いますが、注意してください。必要なのは「解くこと」ではなく「分析」です。
まず必要なのは、「今自分は何のために過去問を解くのか」ということを意識することです。例えば「出題される範囲を確認する」「問題量を把握する」「問題の難易度を確認する」などです。
このように、試験問題を様々な側面で捉えることが「分析」です。
ちなみに、志望校・学部を決めたら、すぐに一度過去問を解いてみることを強くお勧めします。
それは問題の範囲などを確認できると同時に、「自分に今何が足りないのか」を認識することができるからです。勉強して足りないものを補い続ければ、自ずと志望校に合格できるはずです。
3.24時間を成績向上に費やす

ここまで述べてきたように、目的意識を明確にすることなどは重要ですが、最も重要なのは勉強することです。勉強しなければ成績は上がっていかないのですから、当たり前ですね。

しかし、24時間を成績向上に費やす覚悟がなければ早稲田大学に合格することはできません。早稲田大学の合格に必要なことが多いからです。

受験生の中に、「1日何時間勉強すれば早稲田に合格できますか?」という人もいますが、圧倒的に愚問です。勉強時間が目的となっている点と、受験に対する認識の甘さが問題です。
勉強時間が目的になっている人は考えを改めてください。。成績向上に必要なのは時間ではなく、できることを増やすことです。
そして次に、受験に対する認識が甘いということです。まず、早稲田大学を受験する人の中には、旧帝大を第一志望とするような、ハイレベルな人が多くいます。はっきり言って、環境や自頭の質が非常に高いです。
そのような人たちと戦っていくためには、環境を整えながら、勉強量を確保するしかないのです。同じことをしていては同じ偏差値なままですから。
机に向かうことができる時間は、全て机に向かってください。
移動時間など机に向かう事のできない時間は、より効率的な勉強方法を考え、休む時も勉強効率を上げるために戦略的に休む、ということです。
そもそもの話、受験は人生を大きく左右する岐路でありながら、80年ある人生のたった1年程度です。全力で臨んでください。

ここまで『早稲田大学で一番優秀な学部はどこ?学部別の偏差値・序列を文系理系別に全て解説します!』という内容を書いてきました。
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