法政大学専門塾HO-PASSの代表菅澤です。
このページでは、法政大学現代福祉学部の国語入試問題の傾向や特徴を解説しております。
法政大学に合格するには学部別の対策と同時に、科目別の対策も必要になってきます。
法政大学現代福祉学部に合格したい方は「国語」の特徴や傾向を理解したうえで勉強に励みましょう。
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法政大学現代福祉学部とは
法政大学現代福祉学部についての情報は別途コチラに記載しております。
法政大学現代福祉学部を知りたい方はコチラより閲覧してください。
法政大学現代福祉学部「国語」の前提情報
試験時間 | 60分 |
大問数 | 3題 |
解答形式 | マークシート式 |
頻出単元 | 論説文 |
法政大学現代福祉学部の国語は、前提として3題とも論説文からの出題となっています。したがって、古文や漢文は出題されません。
さらに、解答形式はマークシート式で漢字問題もマークシート式です。
試験時間が60分と短いので、1題あたり17分程度で解くことが求められます。
法政大学現代福祉学部「国語」の傾向
それでは、法政大学現代福祉学部「国語」の特徴・傾向を見ておきましょう。
自分が受ける大学・学部の問題の傾向を知っておくことは重要です。どのような問題が出るのかを知っていれば、自分が苦手とする問題もわかりますし、その問題に対しての重点的な対策ができます。したがって、どのような問題が出る傾向にあるのかをしっかりと確認しておきましょう。
法政大学現代福祉学部の国語の問題は、大きく分けて5つの問題が存在します。
■常識問題
■意味問題
■意図問題
■空所補充問題
■内容合致問題
以上の5つの問題が存在します。それぞれの問題について詳しくみていきます。自分の得意な問題・苦手な問題をしっかりと把握しておきましょう。
■常識問題
例:
「常識問題」とは、漢字問題や、作者名や作品名を答える問題のことです。
法政大学現代福祉学部の国語の問題では、この常識問題が非常に多く出題されます。したがって、受験勉強の段階で多くの知識を蓄えておくことが求められます。
漢字問題では、それほど難しい問題は出題されません。ですから、難しく考える必要はありません。日頃の勉強において漢字をしっかりと確認し、読み書きも合わせて覚えておけばばっちり得点をとることができます。
作者名や作品名が問われる問題に対しては、日常的に多くの文学作品に触れておくことをおすすめします。自分の好きなジャンルからで良いので、たくさんの作品を読んでみましょう。
■意味問題
例:
「意味問題」とは、本文中での語句の意味が問われる問題のことです。
意味問題で注意しなくてはならないのが、この問題は本文中での語句の意味が問われているということです。したがって、語句の意味をそのまま考えてはいけません。本文の文脈をよく理解して、本文中における語句の意味を考える必要があります。
■意図問題
例:
「意図問題」とは作者が、傍線部の内容に関して意図していることは何なのかということが問われる問題のことです。
意図問題は、作者の意図を汲み取らないといけないため、本文の内容を正確に理解しないと解くことはできない難しい問題となっています。
本文の1文1文を「これはどういうことか」「この文を通して作者はなにを言いたいのか」ということを考えながら読むようにしましょう。
■空所補充問題
例:
「空所補充問題」は、本文中の空所に当てはまる適切な語句や接続詞を入れる問題のことです。
常識問題同様、こちらの問題も、法政大学現代福祉学部の国語の問題で多く出題される問題となっています。
空所を埋めるのは、語句であったり接続詞であったりしますが、どちらも前後の文をよく読んで適切な言葉を埋めてください。
■内容合致問題
例:
「内容合致問題」とは、本文中に書かれている内容と同じ意味のことを言っている選択肢を選ぶ問題のことです。
この問題では、本文の内容を正確に理解しているかということが直接問われています。そのため、本文の内容を理解していないと解くことができません。
内容合致問題は、問題数も多く比較的どの大学・学部の試験でも出題されている問題です。法政大学現代福祉学部の国語の過去問だけに限らず、他大学・他学部の問題でもこの問題に対する対策はできますので、多くの問題を解いてこの問題に慣れましょう。
問題を解く際は、自分が「どうしてこの選択肢を選んだのか」、「他の選択肢はなぜ違うのか」ということを1問1問考えて解くようにしましょう。そうすることで当てずっぽうによる解答ではなく、本当に理解した上で問題を解くことができます。
法政大学現代福祉学部「国語」の攻略法
続いて、法政大学現代福祉学部の国語の攻略法を解説します。
法政大学現代福祉学部の国語の問題では、知識量が問われる常識問題も多く出題されますが、本文の内容を理解していないと解けない問題が多く出題されます。そのため、法政大学現代福祉学部の国語の問題では、本文の内容理解が重要となってきます。
本文の内容を理解するには?
❶1文を読んで構成要素をすべて理解すること
❷1文と1文との関係性を理解すること
❸本文全体を要約すること
以上の3つのことが重要となってきます。それぞれの段階について見ていきましょう。
❶1文を読んで構成要素をすべて理解すること→漢字・現代文単語・助詞・助動詞の理解
法政大学現代福祉学部国語の攻略法1つ目、「1文を読んで構成要素をすべて理解すること」です。
本文の内容理解をする上で、重要となってくる最初の段階は1文を読むということです。1文を読まずして本文全体を理解することはできません。
特に、現代文を読む際に時間がないからといって焦って流し読みをしてしまう人は要注意です。受験勉強の段階では、最初に時間を気にする必要はありません。どれだけ時間がかかっても良いので、流し読みをせず1文1文しっかり読み込むことを意識しましょう。
1文を読む際には、1文の構成要素をすべて理解しながら読んでいきましょう。1文の構成要素とは、漢字・現代文単語・助詞・助動詞です。これらの意味などを確実におさえて、「1文で主張されていることはなんなのか」ということを理解しましょう。
❷1文と1文との関係性を理解すること
法政大学現代福祉学部国語の攻略法2つ目、「1文と1文との関係性を理解すること」です。
1文の構成要素の意味を確認し、1文で言われていることがなんのか理解できたら、次は1文と1文の関係性を理解しましょう。これを理解することで、本文全体がどのように構成されているのか、筆者の主張は何なのかということがわかり、本文全体の理解につながります。
1文と1文の関係性を理解するには、接続詞に注目しましょう。接続詞は、文と文をつなぐ役割を果たしています。
例えば、「しかし」や「けれども」は逆接の接続詞で、この接続詞の前後では言っていることが逆の内容となります。「雨が降っていた。しかし、傘を持って行かなかった。」という文章は、雨が降っていたら普通は傘を持っていきますよね。けれども、傘を持って行かなかったという逆の内容が後の文で述べられているので、この文と文の関係性は逆接であるということがわかります。
接続詞をみることで、1文と1文がどのような関係でつながっているのかということを理解できます。このようにして、1文と1文の関係性を理解していきましょう。
❸本文全体を要約すること
法政大学現代福祉学部国語の攻略法3つ目、「本文全体を要約すること」です。
1つ1つの文を理解し、その文と文との関係性を理解できれば本文全体の内容はだいたい理解できるかと思います。最後の段階は、本文全体を自分で要約してみるということです。
本文全体の要約は、「自分が本当に本文の内容を理解できているのか」ということを確認するのに必要となってきます。本文を読んで頭の中では理解していても、実際にまとめてみたらわかっていないこともあるはずです。ですから、一度自分の言葉で本文を要約してみて本当に理解しているのかということを確認しなければならないのです。
本文を要約するときには、本文中で述べられていた筆者の主張と主張の理由は絶対に入れるようにしましょう。主張の理由は複数ある場合もありますので注意してくださいね。
本文が要約できたら、自分で声に出して読んでみてください。そうすることで、より自分でまとめたことを覚えることができます。
また、書いた要約を誰かに添削してもらうこともおすすめします。そうすることで、自分の要約が本文の内容や筆者の主張とずれていないか、自分が本文を本当に理解できているのかということを確認することができます。
以上のようにして、本文の内容を理解していきましょう。
法政大学現代福祉学部の国語の問題では、本文の内容を理解していないと解けない問題が多く出題されます。しかしながら、逆に言えば、本文の内容を理解していれば法政大学現代福祉学部の国語の問題はほとんど解くことができます。
後は、常識問題の対策をするだけですが、現代文の問題で1文の構成要素を丁寧に確認していれば、語彙力は自然と身につきます。つまり、上の攻略法を中心に現代文の勉強をすれば、法政大学現代福祉学部の国語の問題は満点に近い高得点を取ることができます。
法政大学現代福祉学部に合格したい方は、上の攻略法を参考にしてしっかりとした対策をして試験に臨んでください。がんばりましょう!